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受忍論‥それは憲法違反だよね。絶対的な。

今日からまた新しい歳が始まりました。
始まってしまった。
うれしくないことが2011年から続いちゃって。
さて、昨年も納得行かない、被ばく強制が、あれこれ乱打されていました。
すごくよくわからないのは、「人を被ばくさせてまでも自分は儲けたい」という心理について。
そこは心底、理解できないです。
恐ろしいことだと思います。
遺伝障害のことまで隠してる。
ヒロシマ・ナガサキの運動の中で、1980年代に「受忍論」を打ち立ててきて、被爆者運動潰しをしました。
(被曝者援護法などを被爆者に求めていたものは、不十分なままに置かれた)
つまり、「戦争の傷は国民等しく受忍せよ、被爆者だけに特別の保障はしない」、という論です。
しかし、被ばくの傷は、1980年代であってもまだまだ現在進行系で将来どんな被害が出るのかわからない。
現代にあってもです。
そんな被害を、他の戦争の被害と等しく‥受忍して補償や保障を求めるな!という、日本人独特の「和を以て貴しとなす」呪いによって、からめとられていきます。
被爆者‥というより、被爆してない難を逃れた国民たちはどうなの?それこそが、「等しく」ないにも関わらず‥です。
そして、受忍論‥というのは、マゾ気質日本人に馴染みやすい。
受忍せよ!
なので、原発事故が起こっても、「この放射能汚染に耐えてこそ【復興という果実が得られる】のだ」というもっともらしいストーリー、あるいは「経済崩壊させないために原発を受け入れた世代は、汚染を食べ経済を崩壊させない勤めを果たし、子どもたちは放射能から守ろう」というこれもまたもっともらしい受忍論です。高齢者は汚染をたべて我慢しろ!という。
しかし、その汚染は日本中に拡大して、年齢などの違いを検証することなく人々の口に入っていく、受忍経済が日本に成り立ちつつあります。
なぜ、高齢者が受忍しないといけないのか?そんな必要まったくないですよ。高齢者だって無傷ではいられないのに。
受忍しなければいけない理由がない。
だって、加害者の責任が消されてるだけだよね。
ちなみに、戦後保障ではA級戦犯の家族への軍人恩給がいちばん高額だったと、1980年代の運動の資料にあちこちに出てきます。もともと上流階層には受忍などさせられないってことでしょうか?
我慢することで事態がきっと良くなる‥という妄想は捨てたほうがいいと思うんだよね。
たとえば、ドイツでは「空襲を受けて、建物が粉々になった人たちが費用負担を一方的にするのではなく、建物が粉々にならなかった無事だった人たちから税金を徴収して、建物の被害を元に戻す費用に使い、被害を等しく分担する」ということもしていたそうです。(注)
 フランスでは、アウシュビッツ強制収容所など、拷問などをうけて、精神障害を追った人たちは、立証責任を負わされず、保障を得る対象になると。(注)
被爆者手帳の取得でも裁判でも、日本では被害者が原因を立証しなければいけない。そもそもデータをアメリカがごっそり持っていってる中で、それを被害者にさせるのかい?
 苦しみを共有する責任を、痛みを軽減する方向性について「知恵をしぼる知恵」が日本人にない。
まして原発事故では。
そもそも、原発の建設運転に関して、国民投票で決めたわけでもない。
間接的に横暴的にはじまった産業に、イエスノーを言う機会もなかったし。
原発反対してた高齢者は、汚染食品をがまんして食べなくてもいいのか?
どんどんおかしな話になっていきます。
不正義を「受忍するな」と思います。
受任することで、不正義に加担させられるのはゴメンです。
受忍が被害があるなし議論にごまかされるのもウンザリです。
加害者である彼らは一方的に「それは被害ではない」と言い続けてるいたちごっこ。
そのやり口は、人権侵害なだけですよ。

ちなみに、自主避難した人をこっぴどく批判するのも、受忍論の押しつけだし、嫌なことを強要するって、人権侵害ですよ。(印刷物などで自主避難に対して批判してるものがあれば、集めたいと思います。もちろん、SNSでも結構です。info@kakehashi.or.jp)
受忍って、精神的苦痛を強要してる。憲法違反を誰がしてるのか?
このぐらいの放射能とかあのぐらいの放射能とか、そういうことじゃない。
そもそも死の灰に囲まれた環境が精神的苦痛だ。
自然界になかったもので汚された。
公害。
それをあおられたから、とか、必要以上に不安に思ってるとか問題をすりかえられもする。その個人の主体性を否定する。嫌がる人をバカにしてる見下してる。そういうやり方が続けてきてる。
人権侵害の何者でもない。
(注)岩波ブックレット NO.208 『被爆者援護法』ー制定をこばむものは誰か-(椎名麻紗枝 著)

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コメント

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  • コメント (2)

    • ルンペン放浪記
    • 2022年 1月 05日

    何度読んでも、これはしびれるね。
    凄い、そのもの。

      • nora
      • 2022年 1月 05日

      ありがとうございますm(_ _)m

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