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5.72025
原発を反対しながら、事故対策を封じる
選挙前になるとおこる公約の乱打。
あなたたち権力者はなぜ、国会で戦わないで、選挙前になったら、
突然
原発は反対だとか、
消費税をこのように工夫しましょうとか
言うのか。
とにかく、公約パフォーマンスなわけです。
そして、やはり、原子力発電を推進します!と言う人はいないわけです。
知ってますよね。
国民に嫌われてるってことは。
それで、
原発をするめるのは、該当する自治体の首長と商工会、漁協あたりのトップ数人を抑えたら、親戚とか顔見知りでなりたって、地方は、もうそれだけで、推進が決まります。
経済的にも血筋的にもさからえない。
ですので、先日、県民投票条例を要求する請願署名を新潟県議会はガッツリ否定しました。
すごいですよね。
県民には原発のことわかんないから、みたいな言いようが。
縁故で議員になってるような人たちになんの専門性があるんだろう?と言いたいです。
日本で原発事故が起きて、誰も「汚染が危険だ」と言いませんでした。
「1ミリシーベルトの呪い」とまで県議会や汚染された自治体の議員らが、ぶつくさ言ってました。
あのう…。
1ミリシーベルトってすごい被ばくなんだけれど。
そもそも、これが1ミリシーベルトって、法律で数値を明記はされてないけれど、1ミリシーベルトでやるようにという法律が、たくさんあります。
関連法案が入れ子になってて。
(注:この資料はSNSでダウンロードしたものなのですが、リンクを失念してしまいました。作成者さんごめんなさい
で、本当に解釈なんだよなぁと思います。
で、先日、とあるとある原子炉研究の専門家の講演の、youtubeの動画が流れてきて、どうせこの人は、原発反対までしか言わない人なのよねといつも、流していた。
けれど、観た人の人のコメントが「避難計画のことを考えるのは再稼働を認めることになる」っておいらは賛成です、と。
なんだそれ?
うぎゃあああ、って思いました。
悪夢再び。
1988年、北海道の泊原発が稼働するということになり。
(やはり是非を問う道民投票条例の請願署名は否決されます。たったの一票差で)
しかし、おざなりの避難計画ではありますが、一応、策定されました。
どうしても、冬の避難路が確保できないのが、神恵内村…。
泊原発に向かって逃げるしかない。
先に避難路つくれよ、と思いますが、当時は事故が起こったら棄民するからいいとでも思ってたんでしょう。
そして、ここからは、本当にすみません。調査しきれてない話ですが。
得体のしれない小さな組合が、その避難計画にサインした、というのです。
それで原発は動き出した。
まあ、原発あるあるの話をうのみにしてウワサ話を書いていますが。(当時の新聞記者さんから聞いた話)
で、その神恵内村は今は、核ごみ捨て場候補にされてるんです。
で、当時言われてたのは、アメリカではショーラム原発が、1ドルで売られたそうです。
なぜかというと、どうしても1軒の家が避難できないから、という理由で運転許可が下りなかったと。
そういう人権優先した判決を出した人や家族とか無事だったんですかね?
というわけで、日本人というのは人権意識はいまだ昭和19年のままですから、国が困ってるならお前が犠牲になったらいい、の世界にいます。
で、泊原発が動き出してもやっぱり、チェルノブイリ事故のあとですから、みんな怖くて、神恵内村が冬は避難路がない、という話をすると、「防災計画の話をしたら、再稼働を認めることになる」とドヤる反原発原人たちが現れたのです。
当時は、私も若かったので(笑)、ジャングルから出てきた未知の生物か?と思うほどビックリしました。
現実問題、原発が動いていて、万が一、事故が起こったら、神恵内村の人はどうするんだ?
という回路がないのは、推進派の人と同じじゃないですか?
そうでなければ、トンチしか話せないトンチ村から原人発見したのか?
冗談ばかり書きましたので。
日本の法律で、数値が明記されてるのは、放射線管理区域だけです。
これは、アルファ線以外は、「4Bq/㎠」と決まっております。
私たちにわかりやすい例として、放射線管理区域といえば、あれです。
病院のレントゲン室です。
その放射線管理区域では、飲食禁止です。レントゲン室で技師さんたちが、お弁当広げてそこでランチするのは禁止されてる。
で…。
日本の各種の法律で、Bqで明示されてるのは、放射線管理区域の「4.0Bq/㎠」です。
(アルファ線はまた別の基準があります)
この図で言えば、「規制値」と書いてあるところです。
で、これは単位を変換すると、「615 Bq/kg」に相当します。
ここで、チェルノブイリ事故以降、国際機関が、キュリーという単位をつかうことをやめて、Bq/㎡…という法的拘束力のない単位を使いだします。
人々はBq/kgで得た汚染の数値を65かけて、Bq/㎡で語り合ってるのですが、結局は、チェルノブイリ法のキュリーをBq/㎡に換算して、比べてるだけです。
ばかばかしい手間です。(規制値ナシと書いてるところが、キュリーとの対応表になります)
もう615Bq/kgでは、メシ食うな界隈です。
みなさまご存じの通り、汚染地では615Bq/kg?低い方じゃない?って思いますよね。
除染してもそこまで下がらないことのほうが多い。
それじゃ、法律を守るために、ご飯の時間になったら、みなさまいったん汚染地の外にでないといけないわけですよ。
ところが、他方で、国はそれを暗黙の了解で、強制させてる。
このような矛盾を前にして、科学者が、「子どもだけは守りなさい」という。でも避難しろとは言わない。
じゃ、どうやって子どもを守ったらいいのか?
原発を動かしてきた社会の責任は国民のみなさんにある。
みなが避難したら経済に影響出る、ふるさとが崩壊する。
だから、逃げんな、汚染を食え、ただし、子どもを守りながら…。
そういう無理難題を平気で言い、聞く方もそうだそうだと聞いてる。
これがうわさに聞く、偽税者の霊界か。
14年間もこんな偽善が続いている。
原発事故前の土壌汚染は、せいぜい高くても20Bq/kg、たいていは10Bq/kg 以下でした。
チェルノブイリの汚染がとんできた?という説明でしたが。
100Bq/kgあれば、ドラム缶でした。
科学者が経済破綻を恐れて、移住するなとか、汚染食品を食べて責任取れなどいうのは、「科学の敗北」であり、「それはあなたの感想」ですよね、という話です。
なぜなら、原子力は、「放射能を外に出さない五重の防御がある」と言って推進されてきたわけで、いわば、国民は、オレオレ詐欺にあった被害者と同じです。
被害者が責任をとるような道理はありません。
科学者は科学で国民を救うべきです。
日本はベラルーシやロシアは1ミリを基準にして政策を叩てるのに、かの国よりお金がある国なのに、なぜ、放射能の基準が20ミリシーベルトなんだろう?それすら超えても別に何かあるわけでもない。
勝手にそれでいいと言ってるだけ。
法も変えてないのに。
放射線管理区域で病気になったら、誰の責任ですか?
何十年も裁判で、因果関係がないと言い続けるのか?
法令以上のところに住まわせられてるなんて、ほとんどの国民はそんなことは知らない。
国民に、投票もさせずして勝手に一部の人間だけで再稼働させた原発で事故が起こったら?
それは、私たち「国民に人権がない」、ということですよね?