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六ケ所村の放射能拡散状況

実際のところ、どのぐらいまでも被ばくしても安全だということのようです。
致死量でなければ。
ただ、国によって安全基準は違います。
また、事故前と事後の安全基準も分かります。
企業の都合によっても、変わります。
2011年は共同購入グループも500ベクレル基準を採用していましたが、次年度からは0ベクレル基準になりました。
私たちは、いろんな基準を提示されるわけです。
しかもそれが、適切なのかどうか、自分たちで実験して再現するということは不可能です。

少し違う方向性からみてもいいのかと思います。
この、原発の平常運転でも、五重の防御の、オプションとして、裏口からは「微量」(いわゆる基準があるみたいです)に放出されています。
気体、液体、固化。
で、事故前は100ベクレルあったら、ドラム缶に詰めて保管するということになっていました。
今私たちはそのようなものを食してもかまわない世界に住んでいます。
いやいや、〇〇の基準はもっと緩いのだよ、という基準を持って説明に来られる方もいらっしゃると思いますが
それはその国やある種の任務をおびた機関が、事故のときの基準はつくってあるからです。
平時の基準はまた違います。
さて、六ケ所村という、使用済み核燃料を保管してる、施設でも、この気体、液体、固化の、微量廃棄物の三点セットは排出されます。
気体の場合は、煙突の高さは150メートルと高くしてあるというのです。
この放射能を含んだガスの風下はどこなんだろう?
北海道じゃないよね?
ただ、原発からの微量放出セットよりも、六ケ所村の数値のほうが高いわけです。

でも、きくところによると、使用済み核燃料からは膨大なトリチウムが出るので基準などない、なんて陰口をたたかれてもいるんです。

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六ケ所村は、日本の原発から出た使用済み核燃料を集めて、そこで断裁し薬液につけて、ウランとプルトニウムにわけて、原発でまた再利用するエネルギーの永久機関としての願望を物質化した施設です。
ここでのキモは、ウランとプルトニウムをとりだし、上記3点セットは環境中に放屁して、残りの高レベル放射性廃棄物はガラス固化体にして、地中深く埋める、という日本が科学立国であることを証明しようとしてたのです。
残念ながら、成功の見込みがどれぐらいあるか…。

どこかに間違いがあり、不幸中の幸いにもできてないにもかかわらず、核ごみを地下埋設する施設を探してるポージングは、あたかも、未完の技術が、もう少しで成功できそうだ!
というムーブメントをつくりたいのが動機なんだだろうか?
1984年の完成マジか…とうたってる毎日新聞が悲しすぎる。

全力稼働もしてないのに、もうこんなに汚染されてる六ケ所村とその周辺のみなさんの気持ちはいかほどか。
しかも、高レベル核廃物らしい、核種がぞろぞろ、検出されてるんですよ。
自分の暮らす環境の周りに。
気持ち悪いことこの上ない。
出してるやん。
そして、科学者が基準に満ちてる、監視してるから、安心です。
もしも病気になっても、基準以下なんですから、その病気は放射能のせいではありません、と言ってくれるわけです。
なぜなら、放射能を環境に放出したら、あとの祭り。

ストロンチウム、プルトニウム、など猛者級の核種が身近にあるということがどんなに気持ち悪いことか。
しかも、稼働つづければ、汚染が摘みあがっていく。
それで、都会から来た誰かがアンゼンです!といってもね。
そんなに安全なら電力を消費した都会に置いたらいい。
で、万が一、事故が起こったら、あとの祭り…腹水盆に返らずで、もとに戻せないので、人口の少ないところに設置してる欺瞞。
東京の人たちもまた、覚醒しなければならないでしょう。
太平洋に流すということは、いずれ蒸発して陸地にもどり、私たちの飲水や生活用水に死の灰が混じりこむことになりよね。
結果はわかってるのに、原因をつくろうとする動機が、不明です。
動機を説明しないで、私たちに行動だけ(とにかく魚介を食べよ)、うながすというのは単なる服従の強制です。

この写真は、内部被ばくの証拠をとらえた写真です。
広島に投下された原爆でなくなったかたの腎臓の標本ですが、いまだに死の灰から、毒性の光線がはなたれてる様派には背筋が凍ります。
この研究が世にでて、「内部被ばくの研究は始まったばかり」と言われてましたが、いつのまに、このぐらいなら安全とか言えるようになったのか…。
人体のどこかにこのようなものが埋め込まれたら、どうなっちゃうんだろう?
もしかして、これも風評被害を起こします?
原子力産業様を傷つけるようなことを言ってはいけないですよ。本当に気を付けないと。
農林水産大臣が汚染水のことを処理水と言っちゃって、大変批判をあびてます。
大臣クラスで叱られるんですから、国民はもっと気を付けないと。
どんな国だ。

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