BLOG

ウソを否定することのむずかしさ

大きなウソほど、これ、否定するのがホント難しい。
以前に東電に勤めていたかたの著作には、ついたウソを書き出して、原発反対派などから質問されたときは、そのウソをふまえて回答をつくると。
その典型的な例は、ガラス固化体…です。
もう50年、できていません。
もう~ムリ、と誰かが責任取ることができないため、原子力官僚たちは、自分の在職中は、火の粉をかぶりたくなくて、後輩たちに、なんとかごまかせ、としてここまで来てしまったんじゃないでしょうか?
1)ガラスで固めてステンレスの容器に入れる…という最終ゴール
そのものに無理がある
2)そもそも使用済み核燃料がプルトニウム取り出せない、もしも、取り出すことができても燃料として使えない

つまり、最初言ってた、半永久的に燃料は枯渇することなく、プルトニウムの灯で日本はエネルギー不足に陥らないということが、まったく夢の夢だと。
AIに聞いたら誰でもわかる時代になりました。

五重の防御(これ、推進派のオハコでした)

さんざん脆弱性を指摘されていたのに、五重の防御で、放射能は外に出ないのだと言ってきたけれど。
地震と津波のあと、4基も爆発炎上しました。
チェルノブイリ事故のときに、どうしてもっと真剣に考えてくれなかったんだろう。
そして、原発事故を起こしてしまったのなら、外に出さないと言ってたウソの責任をとって、方向転換をすべきなのに。
それもしなかった。
ウソのお重がまた一段つみあげて、原発は稼働してる。

ペレットの被覆管が、まず、1重目…というのが笑います。
一つ一つがすべて陳腐です。
このようなものをつくってる官僚たちでさえ、わかってなかったと思いますが、国民に説明して、もっともらしさを演出するには十分だったんじゃないでしょうか?

これも五重のバリア信仰が受け継がれていることがよくわかります。
五重のうち、二つは天然バリア…です。

天然バリア…もう笑うしかない。
それ、もれてるやろ!おいこら!
って誰も突っ込まないんでしょうか?
で、以前だったらそこの上に住んでる人たちの水が汚されるとか、海水が汚されるとかそういう議論になると思います。
当然、道徳的に問題です。
いやいや、そんなすぐじゃないし、あなたが生きてるうちは、この二重の天然バリアが防いでくれます…と。
おまえさんは、それを見たのか?想像で話してる。

しかし、いまや、地下の微生物で、光合成なしで、生きていてガスやらなんやら発生させる微生物がいるとわかってきました。放射能を含んだ岩石が水を分解して、その水素をとりこんで…。
そうなると、まだ見ぬガラス固化体をそこにうめて、天然バリアに放射能が漏れだしたとして、その放射能が地下世界の生態系を変える。そして、爆発事象が起こっても不思議はないと想定できるじゃないですか?
(実際に幌延の研究施設でガスと水が発生してましたよね)
そもそもステンレス容器が強烈な酸を含んだ予定のガラスで固めた高レベルの放射能を何年ホールドできるのか?

これは六ケ所村にある、ガラス固化体はこのようにつくるんだ、という巨大模型の写真です。
上のろ過器から、赤いガラス化した溶液が、下のキャニスターに流し込まれる「予定」。
しかし、緑の丸で囲まれた部分で固まって詰まる。

文字通り、詰んでる話。

しかし、原発を動かし続けるためには、この話は、もう少しで完成する…と。
この類の話は…
まあ、不倫してる男が、奥さんをもう少しで離婚すると言い続けてるのと同じぐらいの感覚で、国民をなだめすかし続けてる。
100回言えばウソも本当になるといいますが、真実になるんじゃなくて、本当だと思いこませることができるということですね。

資源エネルギー庁の泊原発再稼働の防災計画などの説明会のときのこと。
北海道の雪の日に事故が起きたら、こんな防災計画で、やれるのか?
当然、北海道人なら、猛吹雪の中、道路もあいてないのに、避難もできないし、放射性物質がふりつもった雪を雪かきして死なないのか?不安になりますよね。
北海道庁の職員(このときはまだ知事が稼働OKを表明していなかった)が「ICRPもダイジョブ…て」おいおい、それはウソだろう。

ウソの世界では人々は、精神をまず病みますね。

  • ウソを否定することのむずかしさ はコメントを受け付けていません
  • 事務局日記
コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る