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YOUはなぜヨウ素剤で道民を支配するの?

16日、日曜日 無事、小樽市での「決断」の上映会と、ロールプレイが終了しました。

「決断」というのは自主避難の家族の取材の映画です。
ロールプレイは、事故時の避難、とくに入院や寝たきりのかたの避難がいかに難しいか…を時系列に実際に、それぞれの役割におうじてなぞってみる、というものです。

ロールプレイにしたのは、経過をかいた文字のものをお渡ししても、実感は伝わらないからです。
しかし、それぞれの役になって、時系列を追うだけで、状況がいくばくかはみえてきて、状況を想像しやすくなると思います。

これをすると、今度事故が起こったときは、「自宅待機ね」という方針がどうして出てくるのかは、謎につつまれます。
むしろ、理解に苦しみます(笑)。

だって、オフサイトセンターという事故の避難の全体をしきる指令センターが、ここにはおられん!といって撤収したのに。
原発から数キロのオフサイトセンターは、めばりしていたんですから。
北海道の避難の方針と同じことをしてるわけですよね?
それでも放射能ははいってくるわけで。
まして民間の家屋となれば…。

北海道の、避難の方針は、どこかの高校生の自由研究じゃないのか?
と思うほど希望に満ち満ちたものです。

しかし、あれほどの事故が起きて、ヨウ素剤を配布しなかった責任問題は追及されていません。
朝日新聞の取材にこたえた、山下俊一氏の「あっちゃ~」って思った、で終わらせていいのでしょうか?
現にすでに福島県では小児甲状腺がんの子どもたちが400名近くもいるというのです。
「チェルノブイリほどの線量じゃなかった。だから放射能のせいじゃない」と、なんちゃって放射能医学者が言うのですが。
「低線量だとしても発症するんじゃないの?ヨウ素剤飲ませなかった分際でそれ言えるのかな」ってのはみんなハラの中で思ってますよ。
まして、手術した子どもたちに「就職や結婚に影響でるから言うな」と医者が口止めしていたというのですから、驚きます。
手術した子どもいわく「もう治ったのになぜ、定期的に検査しなければいけないの?」
子どもの質問が、小児甲状腺がんの恐ろしさの本質を語ってると思います。
【検査のし過ぎ】というのは、なんちゃって放射能医学。
チェルノブイリ事故のときもIAEAがそういうことを主張して、なんとしても避難や移住をさせないように引きとどめようとしましたが、チェルノブイリの科学者は予防原則だったので、チェルノブイリ法をつくって、こう汚染地帯からの移住を法的に決めました。

北海道の泊原発が事故を起こした時のヨウ素剤の確保の図をみて、ひっくり返って驚きました。

なんでいちいち、こんな遠方から取り寄せするのか?
複合災害を想定してるわけですが。

事故の前に、防護服、放射能カウンター、ヨウ素剤、をすくなくとも配布しておくのは義務にすべきでは?
電力会社の利益のために、被ばくさせられるメリットがないですし。
またヨウ素のアレルギーうんぬん言いますがそういう人はかなり少ないので、事前に検査して調べておけばいいじゃないですか?
各家庭に配って、定期的に新しいものと交換すればいいし、もちろん、保育園や学校にも常備しておけばいい。
そういうコストをけちるので、原子力は安いんですよね。

説明会では、電気代は設備投資に高額かかるので電気下げられないと言ってたのに、1週間たったら新聞で急に、電気代はさがると言い始めました。
もしも、我が子が小児甲状腺がんになったら、月々の電気代が多少安くなっても、医療費だけみても、全然ペイしないし、心の傷やこれからの人生の苦難を考えると、賠償しないことも、いかがわしい限りです。

で、なぜ?
と思うのは、なぜなぜ?
誰かが、ヨウ素剤を配布するしない?を決めるのか?
放射能を勝手にばらまいてるのに。
前は放射能を出さないと言ってたのに、今度は出します!と言い出し、道民投票したわけでもないのに、稼働することを決めた。一部のなんちゃって審査で。
それで、あなたたちにヨウ素剤を渡すか渡さないか決めるのは、またも責任取らない得体のしれない、なんちゃって医学者なわけで。
病気になっても、それは放射能のせいじゃない!っていうわけです。
なんだろう、この支配される無限ループ。

どんなこう汚染になっても、道民にヨウ素剤を飲ませない未来があるんじゃないだろうか?
昔は子どもって、首からお守り下げていたんですよね。
今からはそのようにして、その中に、ヨウ素剤入れておくべきでは?

ここまで道民に負荷かけないといけないのか。しみじみ考えてしまいます。

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