小児甲状腺がん
ベラルーシの小児甲状腺がんの発症の年齢
小児甲状腺がんは0才~18才ですが、その中でも年齢が小さいほどリスクがあがります。
まず、ベラルーシにおける甲状腺がん診断症例数というグラフをみてみましょう。
青:0~4才
ピンク:5~9才
緑:10~14才です。
この棒グラフをみると、事故から数年後になって、0~4才のグループが発症数が大きくなっていきますので、一つの大きなリスクグループだとわかります。中でも0~1才の子どもたちは生涯にわたって発症のリスクを負ったと考えられます。
また、もう一つのグラフはとてもむずかしいグラフです。
0~14才のリスクグープが1996年から減っていきます。これは事故から十年経過してこのグループが、今度は15~19才未満のグループに移行し2001年に発症のピークを迎えます。(このとき、事故から15年が経過しています。この時期がいちばんつらい時期でした。さまざまな被害が顕著になりましたので)そして、最後は20才以上のグループにはいり、2006年に発症のピークを構成します。
一つの世代が、成長するママに発症をしていく危険性があります。
関連商品
-
ベラルーシの小児甲状腺がんの検査の流れ
小児甲状腺がんは、人類が創りだした病気です。ここではベラルーシの治療法を紹介します。
-
小児甲状腺がんに「しきい値」はありません(ベラルーシ医学アカデミー)1
-
小児甲状腺がんに「しきい値」はありません(ベラルーシ医学アカデミー)2
-
小児甲状腺がんとは
子ども(19才未満)の小児甲状腺がんは、平常時では100万人に一人と言われていましたが、チェルノブイリ原発事故の数年後より、急激に患者数が上昇したことにより、世界中を震撼させました。