医療相談会のオプトアウト
オプトアウトの終了についてご報告

倫理委員会の承認を得まして、1月27日付で、一般社団法人比較医学研究所へ、医療相談会のアンケート集計の分析を依頼しました。
単純集計ではなく、より詳しく関係性など何か見落としてることはないか…専門家に分析していただければと思います。
2011年、多くの方が医療相談会を希望して、しかし、多くのリクエストに答えることができず、「また必ずチャンスをつくります」とお約束したにもかかわらず、実現することができず、とても気になっていました。
約束をやぶる…ということは、いけないことなのです。
しかし…途中で私たちは、不思議なことにも気づきました。
それは、どこでやっても同じ…ということです。
ボランティアで、単純集計を出してるだけなのに、どの地域の集計もまた同じ結果になってくる。
そこから、何か言えるか…?
関東圏を襲った花粉症だったのか?あるいはインフルエンザだったのか?
同じことが広い地域で起こっていた。
今、感染が拡大しているコロナウィルスのような得体のしれない生物が…などなど疑問は深まり、その原因が誰にもわからないことの気持ち悪さ。
そういうことに、私たちは決着をつけたかったのです。
本当は医療相談会をよびかけるほどの力量もなかったのかもしれません。
私たちは単なる主婦の団体だったので。
時間がたつにつれて、個人情報保護の法律も厳しくなり、「オプトアウト」という非参加の意志を問うという作業を通り抜けなければ、専門機関に分析を依頼することも、不可能だとわかりました。
そのため、お忙しい中、6名のみなさまに「倫理委員会」を構成していただき、人権侵害にならないか、法律にそむいてないか討議を重ねてまいりました。
令和元年7月11日から始まり本来なら10月10日でオプトアウトは終了する予定でしたが、医療相談会を開催させていただいた地域と、度重なる台風の被害の地域が重なり、このような期間延長という結果になりました。
また、同時に、可能な限り医療相談会に参加された方に、コンタクトを試みました。
そもそも、そのようなプロジェクトがあったことも、みなさん覚えてらっしゃらない…という方も多いかと思います。
医療相談会を主導してくださった故・肥田舜太郎先生は、「記録」の役割だよ、とおっしゃっていましたが、NPOにとっては、少し重い役割だったように思います。
もう少しで事故から9年。
私たちも、一つの活動に区切りをつけたい思いがあります。
また、当時の記録を入手されたいという方は、メールでご連絡くださいませ。m(__)m
info@kakehashi.or.jp
2020年1月27日